外科
外科

ご家庭では対応しきれないケガや腫瘤(できもの)
浅い表皮だけの切り傷であれば、出血があっても通常しばらく圧迫することで血が止まり、縫合の必要はありません。しかし屋外でのけがや汚れたものでの切り傷は、化膿する危険性がありますので、生理食塩水や水道水でよく洗浄し抗菌薬入りの軟膏を塗布します。動物の咬み傷など汚染創の場合は、加えて抗菌薬を内服します。皮膚の土台となる真皮(しんぴ)成分が完全に切り離れている切り傷は、大きく傷口が開き、皮下脂肪(黄色)や筋肉(赤色)、骨(白色)が見えてしまうこともあります。この場合は、放置しておくと出血が続いたり傷が開いた状態が長く続き、日常生活に支障がでてきます。損傷した組織を適切に縫合することが望ましいです。
すり傷は、まず傷口の砂や泥などを水道水で洗い流し、きれいにすることが大切です。治療では、まず砂利やアスファルトなどの異物が埋まり込んでいないかを確認します。これらは膿みや青黒い傷跡(外傷性刺青といいます)の原因になるので可能な限り取り除きます。傷口の大きさや深さにより、創傷被覆材や軟膏療法を使い分けます。
打ち身(打撲)など強い力が加わることで生じる深い傷で、交通事故や転倒、スポーツ競技などで多くみられます。通常出血もみられます。治療では、傷口の洗浄と併せて砂利などの異物を可能な限り取り除き、場合によっては挫滅した縁の皮膚を切除します。その後できるだけきれいに縫合します。軟膏療法や創傷被覆材を用いることもあります。皮膚が大きく欠損している場合は、手術療法や局所陰圧閉鎖療法が必要になることもあります。
熱傷は、皮膚に高温の液体や固体が一定時間以上接することで生じるもので、火炎や爆発などでも生じる場合もあります。また、比較的低い温度(44~60度)で生じる低温熱傷もあります。他、薬品(酸、アルカリ溶液など)による化学熱傷や電流(家庭電源、落雷など)による電撃傷などもあります。
やけどをしたら、流水で15~30分程度しっかり冷却することが大切です。水疱(水ぶくれ)がある場合は、できるだけ破らないようにしましょう。水ぶくれがある場合や痛みが強い場合には早めの受診をお勧めします。
TOP